
モカに始まり…エチオピア編
さてエチオピアに「黄金の土」というお話があります。
昔、地図をつくりにヨーロッパから2人の探検家がやってきま
した。何年もかかり仕事を終えて、いざ帰国する時に、王の召
使いが靴についた土を丁寧にこすり落として申します。「…エチ
オピアの大地は、わたしたちの父であり、母であり、きょうだい
なのです。わたしたちはあなたがたをあたたかくもてなしたし、
めずらしいおくりものもさしあげました。けれども、エチオピア
の土は、わたしたちのもっているものの中で、一ばんたいせつな
ものなのです。ですから、たとえ、ひとかけらの土でも、さしあ
げることはできません。」 岩波お話の本・山の上の火より
四大文明発祥地の一つエジプトは「ナイルの賜もの」といわ
れます。きまって洪水を繰り返えし、豊穣をもたらすナイル河。
それはその河の源・ブルーナイルが発するアビシニア(エチオ
ピアの古名)高原の大地が、豊かな黄金の土であったことの
証でもあります。
さてエチオピアに「黄金の土」というお話があります。
昔、地図をつくりにヨーロッパから2人の探検家がやってきま
した。何年もかかり仕事を終えて、いざ帰国する時に、王の召
使いが靴についた土を丁寧にこすり落として申します。「…エチ
オピアの大地は、わたしたちの父であり、母であり、きょうだい
なのです。わたしたちはあなたがたをあたたかくもてなしたし、
めずらしいおくりものもさしあげました。けれども、エチオピア
の土は、わたしたちのもっているものの中で、一ばんたいせつな
ものなのです。ですから、たとえ、ひとかけらの土でも、さしあ
げることはできません。」 岩波お話の本・山の上の火より
四大文明発祥地の一つエジプトは「ナイルの賜もの」といわ
れます。きまって洪水を繰り返えし、豊穣をもたらすナイル河。
それはその河の源・ブルーナイルが発するアビシニア(エチオ
ピアの古名)高原の大地が、豊かな黄金の土であったことの
証でもあります。