2010年8月8日日曜日

エチオピア編⑥コーヒーセレモニー

  ③生豆を洗う                  ④豆を煎る                    ⑧搗き割る


コーヒー・セレモニーの手順
①七輪(ケセルマンチュッシャ)に木炭で火をおこす。②鉄ナベ(ブランドムタット)にコーヒー豆(ブンナ)をいれる。③そこへ水(オハア)をいれしごくように数回洗い水をきる。④七輪にのせてゆっくりひっかき棒(マクラヤ)で撹拌する。⑤水蒸気が消えたら団扇(マルゲブゲブ)で火を強め、さらに撹拌する。⑥色好く煎れたら、頃合いをはかり皿かザル(スセット)に移して水をさしてさます。⑦素焼きのポット(ジャバナ)に湯を沸かす。⑧その間に臼(モカチャ)と杵(ゼナゼナ)でコーヒー豆を搗きわる。⑨細かくなったら、湯の沸いたポットに入れて煮出す。⑩沸騰したらカップ(セニ)に何度か注ぎ色を見る。十分に色が付いたら、火からはずして、ポット敷きに少し傾けておく⑪残り火でポップコーンやチッケピス豆などのおつまみを炒る。⑫残り炭を香炉にいれ、マツ脂、乳香等の香料を焚き、場を清めます。⑬注ぎ口に繊維のフイルターをつめ注ぎわけます。すべての手配はその家の娘が引き受けます。まず最初の一杯は大地に注ぎ感謝します。次に長老や主賓へ、そのときポットは水平に移動させ、中のコーヒーを暴れさせないのがコツです。一番目のコーヒーをアボール、香り高くビミです。二番目をタウナ、塩とか砂糖をくわえます。三番目をバカラバターや香辛料をいれたり、庭の香草などをいれます。(※地方、部族で呼び方は少し異なります)コーヒーが出来るまで約1時間、おしゃべりを加えると1時間半、ゆったりと至福の一時です。 

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